悠久の歴史をつむいできた自然噴出する「谷津作の湯」を、地域の伝承にもとづいて「小町温泉」と改名し、それを記念して昭和31年(1956年)、小野町出身の作詞家「丘灯至夫(おかとしお)」先生と福島市出身の作曲家「古関裕而(こせきゆうじ)」先生の手になる「小町温泉小唄」が誕生しました。ここに小町温泉組合が正式に発足したのです。そして、これが当社が地域と関わる「まちづくり」の最初の事例となりました。
小町温泉は自然噴出する源泉ながら、30℃弱の温度しかないために福島県の助成を受け、温泉開発ボーリングのプロジェクトを昭和40年から開始しました。初年度130メートルの掘削をおこない、温度はまだ30℃弱ながら勢いよく自噴する源泉を得たのですが、翌年のボーリングが原因不明のまま失敗してしまいました。残念ながら温泉組合に供給するほどの源泉は得られませんでしたが、わずかに噴出する「小町の泉」には、現在、小町温泉神社が遷宮され鎮座しています。
小野町で歯科医院を経営されている奥様の安藤美恵子さんが、昭和56年、大いなる情熱をもって地元に伝わる「東堂山節」と、丘灯至夫先生と古関裕而先生の手になる「小町温泉小唄」のレコードの製作に取り組まれました。
前年の昭和55年に開催された福島県主催の芸術文化祭に「東堂山節」を披露したのをきっかけに、それをレコードにしようとの企画となり、そのB面に「小町温泉小唄」を採用するとの事で、小町温泉組合がすでに作成していた生レコード(何回か再生すると摩耗して聞けなくなってしまうもの)原盤からとったテープをお貸ししました。その後、歌手が男性との事から私ども「女性で歌ってほしい」との無理なお願いを1/2だけお聞きいただき、男性・女性と交互に歌うかたちとなり、レコードは完成しました。
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